大好きな現場で、クライアントと一緒に汗をかける喜び。

コンサルタント
2023年中途入社 中村 ユセフ(ドローンメーカー出身/入社当時38歳)


【略歴】

航空、ロボティクス業界出身。米国や日本でドローンやロボットなどのプロダクトの開発者として5年、その後自社を立ち上げ、スマート農業や物流などの自動化、省力化に携わる。事業売却後、2023年11月よりオーツー・パートナーズに参画。

軍需産業の中で、ドローンやその他ロボットの企画~設計開発~導入までを経験。自動車業界や工場、土木インフラ系における複合プロジェクトにおいて、いち早くプロトタイプを作成して実証実験を重ねるプロセスの高速化を得意としている。

【趣味】 動物の観察と写真撮影

【座右の銘】無欲は怠惰の基

「ここまでやるか!?」のうれしい驚き

「口も出しますが、手も出します」のモットーに共感し、オーツーに入社して半年。想像以上にしっかり入り込みながら仕事ができることに、うれしい驚きを感じています。お客様とコンサルタントというより、同じ会社の一員という感じ。クライアントと一緒に汗をかきながら、ああでもない、こうでもないと試行錯誤する毎日を楽しんでいます。

今、私が担当している企業は、作業支援ロボットの開発と販売に取り組んでいます。これは、4本のタイヤで自走し、人間の後をついて回りながら重いものを運んでくれるロボットです。100kgまで搭載可能で、ブロックや資材も運べるため、人手不足に悩まされている建設現場や農業での活躍が期待されています。

実は、似たような台車ロボットはけっこう販売されていて、競合も少なくないのですが、この会社の製品には、他社には真似できない安定感があります。というのも、親会社が100年の歴史を持つ自動車部品メーカーなので技術力が高く、足回りがとにかく強いんです。泥でぬかるんだ道も、ゴツゴツした不整地も自由自在。小回りも効きますし、障害物はしっかり避けてくれる。ユーザーの使いやすさや安全性を考え抜いてつくられた、すばらしいロボットだと感じています。

私たちコンサルタントに課せられたミッションは、このロボット設計の支援と、製造、営業、販売に至るまでの業務改善です。現在、目標に向けて支援を続けています。厳しい目標を設定していますが、製品力は間違いなくあるので、不可能ではありません。具体的な営業の進め方を確立し、現場に浸透させていけば必ず達成できる。そのために、今全力で取り組んでいるところです。

これまでの営業のやり方を、徹底的に見直す

私たちが達成すべきミッションは、もう一つあります。それは、営業フローの見直しです。この作業支援ロボットは、いつか人の労働を完全に代替できる存在になることを目指してつくられたものです。そのためには、ユーザーの声を拾いつつ、製品に反映させていくことが必要です。ところが、これまでの営業方法は、製品のメリットをアピールするだけのやり方でした。ユーザーから「こういった機能があればうれしい」「こんなこともできれば便利ですね」といった意見が出ても、「そういう機能はないんです」で終わってしまっていた。「これではもったいない」と、私たちは考えました。

このロボットを今後もっと進化させ、会社の成長を目指していくためには、市場のニーズに合わせた製品をつくり、販売していく「マーケットイン」の戦略に転換したほうがいい。そう提案し、新しい方向性が決まりました。マーケットインの形を取るためには、ユーザーのリクエストをいかに引き出し、すくい上げていくかがカギになります。そこをスムーズにやっていけるように、私たちはクライアントの営業先にも同行し、アドバイスなども行っています。

大好きなものづくりの現場に携わりたかった

前職はエンジニアで、主に機械学習の機能を持つ製品の設計、販売、導入支援を行っていました。具体的には、スマート農業や物流業界で利用されるドローン、自走ロボットなどです。そのころから「技術の向上だけでは解決できない問題」に何度も直面しました。いくら技術を磨いても、現場の業務フローから変えなければ、どうにもならない。そういう壁にぶち当たるたびに無力感に苛まれ、「いっそ現場に行って改革したい」という気持ちがふくらんでいました。今は、まさにやりたかった仕事ができていることに、喜びを感じています。

私は製造の現場がすごく好きで、製造業に携わりながら、自分が培ってきた知見も活かせるということで、オーツーへの入社を決めました。

正直にいうと、以前はコンサルタントというものにあまりポジティブなイメージがありませんでした。「言葉は巧みだけだけど、実際には何もしないじゃないか」と思っていた。だからこそ、「口も出しますが、手も出します」というオーツーの姿勢に、強く惹かれたのだと思います。 今は、ほぼ毎日クライアントの現場に行っています。クライアントと同じ目線で、「もっとよくしていこう」とチャレンジを続ける日々は、本当にやりがいがあります。

製造業の未来のために、自分の強みを活かしたい

日本の技術力は、間違いなく世界でもトップクラスです。小さな町工場の職人さんが「世界でこの人しかできない」という技術を持っていることもある。同じことを機械で再現しようとしても絶対にできないんです。「なぜこれができるんだろう!?」と驚愕したことも、一度や二度ではありません。その一方で、技術が属人化されている割合も、日本はまたトップクラスだと思います。職人さんの引退によって、すばらしい技術が世界から消失してしまうという残念な例も、山ほど目にしてきました。

こういう技術を、いかに将来につなげていくかが、これからの日本の製造業の課題です。それを解決するために、私は何ができるだろう……ということを、常々考えています。職人の技術を完全に再現できる機械を開発するのか。または、職人の技を明確に言語化し、マニュアルにしてほかの人でも再現できるようにするのか……。まだ答えは出ませんが、いつかこの課題を解決したいと思っています。

まだ入社したばかりですが、オーツーの社員は、みんな非常にプロ意識が高く、深い専門性を持っていることに驚いています。誰かが何かの専門家で、尖ったバックグラウンドを持っている。誰に何を聞いても、レベルの高いアイデアをもらえるのが、とても心強いです。いずれは、「この仕事はユセフじゃないと任せられないな」と、言ってもらえるような存在になれたらうれしいですね。

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